Bless you という言葉を知っていますか?

ふぇーーっくしょん!!

Bless you.
使うタイミング
(お大事に。)
相手がくしゃみをしたら言う言葉です。
アメリカでは、家族、友人などの間で挨拶のような感覚で自然に使われます。
わたしは夫と付き合い初めてから知りましたが、今では家族間でくしゃみが聞こえると自然と言葉に出るようになりました。

achoo!
(アチュー)
achoo=英語で「はくしょん」の擬音語

Bless you.
(お大事に~。)

Thank you.
(ありがとう。)
“Bless you.”と言われたら、”Thank you.”と返します。
Bless youとは
直訳すると、
(神のご加護がありますように。)
という意味になるのですが、それを省略したのが”Bless you.”
くしゃみをした人に対しては「お大事に。」という使い方になります。
省略せず”God bless you.” をそのまま使う人も中にはいます。
ただ、この”God” は神を指す言葉なので、
クリスチャンの多いアメリカでは軽々しく言葉にするものではないという考えの人も多いです。
ちなみに”Oh, my god!” も同様の理由で
“Oh, my gosh.”
”Oh, my goodness.” と言い換えたりする人が多いです。
言葉の由来
そもそも、なぜくしゃみをしたときに”Bless you.”と言うようになったのか。
くしゃみをすると魂を抜かれてさらに悪魔が入り込むという迷信があり
「神のご加護がありますように。」と祈る意味で”God bless you.” が言われるようになったのだとか。
もう一つの由来は、16世紀に流行ったペストという疫病だと言われています。
ペストの症状はくしゃみから始まるので、「どうかペストではありませんように。」と祈ったことから”Bless you.”が定着したとも。
ただ、どれも明確な由来ではないそうです。
ペストとは
wikipediaより参照

言わないと失礼?
基本的に、”Bless you.”はくしゃみが聞こえたら言うのがアメリカでは一般的です。
目の前で人が転んだときに「大丈夫ですか?」って反射的に言うような感覚だと思います。
むしろ、言わないとなんとなく気まずい空気になるので
くしゃみした相手に対して誰も”Bless you.”言ってないなと思ったら言うって感じですね。
“Bless you.”というのは思いやりの言葉なので、言わないよりは言ったほうがいいでしょう。
ちなみに、わたしはくしゃみをして夫が”Bless you.” と言ってくれなかったとき
自分に”Bless me.” と言います…笑
日本とアメリカでのくしゃみの仕方の違い
ところで、外国の友達と交流を持つようになってから気付いたことがありました。
くしゃみをするときって、日本人は両手を口の前に持ってくる人が多い印象がありますが
アメリカ人は腕で口を覆う人が圧倒的に多い、ということ。
こういうイメージです。
初めてみたときは独特だなと思ったのですが
こっちのほうが確かに衛生的だな!
握手するときも、くしゃみを受け止めた手ではできないですもんね。